道の駅樋脇

道の駅樋脇

鹿児島の味を満喫し、
足湯で疲れを癒そう

名湯・市比野温泉のほど近く、24時間源泉掛け流しの無料足湯「島津の殿様湯」がある「道の駅樋脇」。2020年10月に大型リニューアルし、エントランステラスを駐車場側に新設。正面玄関が南側になったことで町の象徴である丸山が眺められる。店内も拡張と共により明るく開放的な空間になり、鹿児島の山海の幸が並ぶ。九州以外の道の駅との物産交流も定期的に開き、好評を得ている。また、新たにテイクアウトコーナーが登場した。レストランは木の温もりがあふれ、鹿児島名物を揃えたメニューが豊富に。従来のそば打ち体験もお忘れなく!

道の駅樋脇の基本情報

道の駅樋脇のグルメ

  • 地元断トツ産物 キビナゴ

    地元断トツ産物 キビナゴ

    キビナゴはニシン科の小魚で、体長10センチほど。細い身体の中央に青い帯模様を持ち、銀色に輝く美しい魚だ。四国や長崎県など、全国的に獲られているが、大半は釣り餌や養殖魚の餌に。食用に出回るのは刺し網漁で獲る鹿児島県のものだ。主な漁場は甑島、種子島、屋久島などだが、中でも薩摩川内市の甑島では「漁師の約束」と呼ばれる6か条を実施。産卵期の5月6月は禁漁、灯火漁は朝2時以降、日曜祝日は獲らない、小さなキビナゴを獲らないような網目にする、稚魚の保護区を設ける、年中キビナゴばかり獲らない。つまりキビナゴ漁のSDGsによって良質なキビナゴを確保しているのだ。

  • 西郷どんも愛した薩摩料理? ご当地メニュー「せごどんぶり」

    西郷どんも愛した薩摩料理? ご当地メニュー「せごどんぶり」

    NHK大河ドラマ「西郷どん」放映に際し、さつま川内市の観光協会が地元料理店に呼び掛けたのが「せごどんぶり」の開発。大河ドラマをきっかけに新たなご当地メニューを作ろうということだった。道の駅のレストランでもそれに参加。ご当地メニューとしての「約束事」は県産豚の使用、みそ味、誰もが親しめる丼物であることの3点。そこで料理長の吉満裕志さんは、駅向かいにある老舗みそメーカー「マルニみそ」のみそを使用することに。
    実は元々レストランメニューに豚肉のみそ焼き定食なるものがあり、レストランの名物メニューだった。それを丼に転用しつつ、タレの味を変えたという。「マルニみそ」の味は甘め。それを豚肉の甘味と程よくマッチさせ、薩摩好みの味に。温玉は丼メニューになって付け加えた。温玉を解きほぐして食べることで、味はさらにリッチになる。830円(税込み)

  • 買うならコレ 焼酎

    買うならコレ 焼酎

    鹿児島と言えばやはり「焼酎」も見逃せない。県内各地に焼酎蔵があり、薩摩川内市にも焼酎の蔵元が7社ある。当然、道の駅でも各蔵の焼酎が手に入る。道の駅に最も近い蔵元は「田苑酒造」であり、後述の焼酎資料館見学もできる。写真の商品は「田苑 エンヴェレシーダ(DEN-EN ENVELHECIDA)」。「エンヴェレシーダ」とはポルトガル語で「貯蔵」を意味し、その名の通り全量3年貯蔵という樽貯蔵の焼酎だ。オーク樽仕込みの琥珀色、柑橘系の華やかな香りと共にフルーティな味わいが広がる。東京ウィスキー&スピリッツコンペティション2020 特別品評会 焼酎部門では最高金賞を受賞した。

道の駅樋脇の施設・周辺案内

  • 市比野(いちひの)温泉

    市比野(いちひの)温泉

    市比野川沿いの田園地帯に湧く。第19代藩主島津光久が猟をしていた際、この湯を見つけて近郷の大衆のための湯治場を造営させたという。以来、今に至るまでその泉質の良さで湯治場として栄えてきた。泉質は弱アルカリ単純泉。慢性間接・筋肉リュウマチ、神経痛神経炎などに効用があるとされる。美人湯としても名高い。宿はホテル・旅館・民宿タイプが揃う。市営の格安公衆浴場「上之湯」「下之湯」では日帰り入浴が楽しめる。

    © K.P.V.B

  • 焼酎資料館(田苑酒造)

    焼酎資料館(田苑酒造)

    道の駅から県道335号を北へ車で5分足らずの「田苑酒造」は明治23年創業。同社は約240年前の酒蔵を熊本県山鹿市から移築し、日本初の焼酎資料館として無料開放している。創建当時のままの美しいまなこ壁の蔵の中には、かつての焼酎蔵で使われていた古道具や古民具、古文書など数百点が展示されている。「チンタラ」と呼ばれる古代蒸留機や木樽には焼酎造りに試行錯誤を重ねた先人の努力がしのばれる。樽の中での熟成変化が見られる展示も興味深い。また、この中でクラシックの酒蔵コンサートが春と秋に行われるという。

    営業時間 見学時間: 9:00〜16:00
    定休日 土日祝日・盆・年末年始
    WEBサイト https://www.denen-shuzo.co.jp/
  • 倉野磨崖仏

    倉野磨崖仏

    道の駅樋脇から車で約12分。鎌倉末期、薩摩国入来院(いりきいん)の初代領主渋谷定心(じょうしん)の五男範幹(のりもと)が治めた倉野の仏教遺跡。分家となった範幹は「倉野荒六」を名乗り、摩崖仏は倉野家の菩提寺瑞泉庵の付帯施設と考えられている。彫られたとされる磨崖仏は、梵字17・陽刻仏像1・陰刻五輪塔3・その他仏種子などからなる。梵字を刻むことは仏像を彫ることと同じ意味で、この梵字の中で最も注目されるのは中央月輪中に書かれているオーンクである。この大日如来を表す梵字のオーンクは日本最古、国内外唯一の物とされている。鹿児島県指定史跡。

道の駅樋脇の地図

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