道の駅彼杵の荘

道の駅彼杵の荘

香り高きそのぎ茶が自慢
まずはここで旅の一服を!

茶どころ佐賀県の嬉野と隣接した東彼杵町は、長崎県内の茶の生産量の7割近くを占める。駅物産館に入るとすぐに茶の陳列棚が目に入る。地元製茶園12軒が玉緑茶、煎茶、白折り茶など抹茶以外の茶を出荷しているのだ。茶の加工品・菓子類も豊富。また、町は昔から鯨料理も盛んであり、館内には鯨肉コーナーもある。昔懐かしい鯨の味を求める客も少なくない。食事処でも鯨肉入りのだご汁などの郷土料理を出す。宿場町として栄えた東彼杵町を紹介する「歴史民俗博物館」も併せて楽しみたい。

道の駅彼杵の荘の基本情報

道の駅彼杵の荘のグルメ

  • 地元断トツ産物 そのぎ茶

    地元断トツ産物 そのぎ茶

    とにかく「そのぎ茶」押しの道の駅。町の茶農家には天皇賞受賞した農家があり、農林水産大臣賞受賞した農家も何軒もある!と胸を張る。そのぎ茶葉香りが高く、苦みと渋みはやや控えめ。湯は70度前後が適温であり、高温で渋みを強める飲み方は推奨しない。喉越しが良く、後味すっきりさわやかが身上だ。まずはお好みのそのぎ茶を見つけよう。

  • 食べるならコレ 茶ちゃ焼き

     食べるならコレ 茶ちゃ焼き

    道の駅で気軽に食べられる回転焼き。その形は茶葉をかたどり、「茶」の文字までご丁寧に型押しされている。当然、中身の餡は白餡にそのぎ茶を混ぜたもの。たっぷりと入っており、甘過ぎず、ほんのりお茶の苦みがする。1個80円と手軽であり、ペットボトルのそのぎ茶と共に味わうのがおすすめだ。

  • コリっとした歯ごたえがアクセント、地域に根ざした郷土の味覚

    コリっとした歯ごたえがアクセント、地域に根ざした郷土の味覚

    長崎県は歴史的に捕鯨の盛んな地域で、現在でも鯨の消費日本一であり、食文化に鯨が深く根付いている。東彼杵町は江戸時代より鯨の集積基地として栄え、各港の捕鯨船から水揚げされた鯨はこの地で解体され、九州各地へと運ばれていった。

    そのような歴史から東彼杵町では鯨料理が郷土の味として親しまれており、「道の駅彼杵の荘」の食事処でも鯨肉を使った料理を提供している。『くじらの炊込みご飯だご汁セット』の炊込みご飯とだご汁に入れられるのは、イワシクジラやニタリクジラの湯かけ鯨。湯かけ鯨とは背中の皮部分を水洗いして塩を落とし湯引きしたもので、長崎ではポピュラーな食べ方だそう。軽く湯がくことで余分な脂を落とし、臭みを抜くことができる。コリコリとした食感が楽しく、具材の味がしっかりと染みこんだご飯の中で、程よいアクセントになってくれる。だご汁も大きめにカットされた根菜やコンニャクなどがたっぷり入っており、食べ応えも十分だ。

    物産館には地域のお土産や地元農産物のほかに鯨肉の販売コーナーも常設。湯かけ鯨以外にも、様々な部位の鯨肉を取り扱っている。年配者にとっては懐かしの味、若い世代にとっては新鮮で未知なる味覚。足を運んだ機会にはぜひ体験してほしい。

道の駅彼杵の荘の施設・周辺案内

  • JR千綿駅
    周辺で楽しむなら

    JR千綿駅

    佐世保市早岐駅と諫早市諫早駅を結ぶJR大村線は、佐世保市南風崎駅と大村市岩松駅の区間が大村湾沿いを走る。列車が海と隣り合わせで走る光景は鉄道ファンの人気を集めている。道の駅彼杵の荘から車で5分のJR千綿駅は、「海に最も近い駅」として特に有名で何度もCMやドラマなどのロケに使われた。昭和3年建造の木造駅舎は現在無人駅だが、駅舎に入ったとたんに目の先に青い海が広がる。ノスタルジックでロマンチックな駅だ。

道の駅彼杵の荘の地図

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