冬から春にかけて旬の「デコポン」。愛嬌のあるネーミングだが、品種名は栽培を始めた熊本県不知火地方に因む「不知火」だ。「不知火」は40年余り前、「清見みかん」とポンカンの交配によって誕生した。その後、熊本県果実農業協同組合連合が糖度13%以上、クエン酸1%以下の「不知火」を「デコポン」と商標登録。唯一の全国統一糖酸品質基準を持つ果実なのだ。
しかし、収穫直後のデコポンは酸味が勝っている。そこで農家はデコポンを1ヵ月ほど寝かせ、糖度を高める。いわば「追熟」を行うのだ。こうしてふっくらプリッとした果肉から、甘み豊かな果汁がたっぷりあふれてくる。『道の駅不知火』はデコポンリキュール、デコポンワインなどのオリジナル商品も開発。旬を迎え始める12月頃、デコポンのお膝元の道の駅では、鮮やかなオレンジ色とポコンと飛び出たおでこが客を誘い込む。
熊本県宇城市不知火町永尾1910-1☎ 0964-42-3300営業時間:物産館 9:00~18:00 温泉 10:00~21:00 レストラン 11:00~19:00休館日: 12/31~1/1最寄りIC:九州自動車道松橋ICから15分https://www.shiranuhi-spa.co.jp/
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