道の駅小国
全面ミラーガラスの中は
ウッディな安らぎの空間
日本初の木造立体トラス工法で作られた全面総ミラーガラス張りの外観が目を引く。しかも内部は小国杉を2461本も使用している。設計は熊本出身の建築デザイナーの葉祥栄氏。小国町のシンボル的存在だ。1階には地元のスイーツ店や醤油蔵、手作りパン店の人気商品などが揃う。特に小国ジャージー牛の乳製品は自慢のロングセラーだ。2階は地元観光などの情報発信スペース。また、地元小国杉のコーナーがあり、端材からスノコ、小国杉のチップなどを販売している。
道の駅小国の基本情報
所在地 | 熊本県阿蘇郡小国町宮原1754-17 |
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電話番号 | 0967-46-4111 |
営業時間 | 8:30〜17:00(季節変動あり) |
定休日 | 無休 年末年始は要問合せ |
アクセス | 大分自動車道日田ICより40分 |
公式HP |
道の駅小国のグルメ
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地元断トツ産物 小国ジャージー牛乳
ジャージー牛はイギリスのジャージー島が原産地。ホルスタインなどと比べて小柄で、乳量もそれの4分の3ほどだが、高タンパクでビタミンやミネラルなど栄養価が高く、濃厚な味わいだ。国内での飼育数もわずか1万頭ほどと希少な牛でもある。小国町のジャージー牧場が大切に育て、牛乳の他ヨーグルト、ソフトクリームにも加工されている。道の駅でお勧めを聞くとまずは「ジャージー牛乳」と答える。大切な乳牛からの贈り物だ。
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買うならコレ おいし杉バウム
小国杉は木目の詰まった頑丈な杉は優れた建材であり、実は道の駅小国の躯体には2461本もの小国杉が使用されている。そんな駅で見つけたのがこの「おいし杉バウム」。南小国町の建設会社が運営する菓子工房「おいし杉工房」で作っている。原材料は南小国の米から取った米粉、自社農園で無農薬栽培した菊芋のパウダー、そして一部「おぐにん卵」を加えた卵。小麦粉を使用していないので小麦粉アレルギーの心配なし。外はかりっとし、中はしっとり口当たりの「ハードクーヘン」(右)と、クッキー生地を吹き付けてサクサクとした食感に仕上げた「クリスピークーヘン」(左)の2種類がある。どちらも洗練された味で、文句なしにおいし杉!「肥後もっこすのうまかもんグランプリ2023受賞」もうなずける。各1,800円(税込み)
道の駅小国の施設・周辺案内
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道の駅の裏は鉄道の駅跡だった…。実はここは大分県九重町の恵良駅と肥後小国駅を結んでいた旧国鉄宮原線の跡。昭和59年に廃線となり現在は線路こそ残ってないものの、その一部が遊歩道として整備され散策することができる。遊歩道になっているのは、道の駅小国付近から木魂舘までの約4km。未舗装の道なので自転車で走ることはできないが、現存するトンネル、橋梁などは道路上からも見学可能だ。
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下城の大イチョウは幹回り10m、高さ25m、樹齢は1000年を超えると言われ、熊本県下最大とされる。このイチョウの乳瘤を煎じて飲むと乳の出が良くなるという言い伝えから、地元では「ちちこぶさん」とも呼ばれている。葉が鮮やかな黄色に色付く10月中旬〜11月中旬には夜間ライトアップも行われる。下城滝は大イチョウ近くにあり、そそり立つ岩壁から大量の水が流れ落ちる様は圧巻。滝を正面から望む遊歩道は現在通れないが、下城の大イチョウ駐車場から遠目に見ることができる。