福岡県道の駅登録第一号の駅。物産館名の「ファームステーション・バサロ」から地元では「バサロ」の名で親しまれている。朝倉地方の「たくさん」を意味する「ばっさろ」が由来だ。肥沃な土壌と昼夜の寒暖差で、ぶどう、梨、柿、りんごなど瑞々しい果実が実る土地だが、中でも柿は名産であり、「富有柿」は自慢の産物だ。駅から車で5分も行けば筑後川河畔の原鶴温泉。温泉の行き帰りに利用する客も多く、購入した農産物などを駅の宅配コーナーから配送できるのも喜ばれている。
朝倉地方でも志波(しわ)地区で収穫される富有柿は「志波柿」とも言われ、色つやが良く、たっぷり甘い果肉と芳醇な果汁が人々を惹きつける。地元の富有柿は全国の柿の6割を占める生産量だ。富有柿をベースにした品種「大秋柿」、冷蔵保存した富有柿の「冷蔵柿」もある。
旧朝倉町と隣のうきは市の農家が出品する「桃太郎」トマトは、熟しても果肉が崩れず、スライスしやすいのが特徴。糖度が高く、酸味、うま味とのバランスも良い。アスパラガスは病気に強い「ウエルカム」という品種。色が鮮やかで茎が太い。食卓に「ウエルカム」だ。
道の駅の目の前にある広い花畑は、春になると約80万本の菜の花が、夏になると約16万本のひまわりが咲く。「菜の花祭り」、「ひまわりフェア」がそれぞれ開催される。
筑後川河畔の温泉街。その昔、傷ついた鶴が湯で癒したという伝承が名前の由来だ。古い角質を落とす弱アルカリ性だが、美白効果の硫黄も含まれていることから「W美肌の湯」とも言われている。
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広大な平野に広がるうきはの田園風景を見晴らせる小高い場所。京都、伏見稲荷神社の稲魂神（うがみたまのかみ）通称「稲荷大神（いなりおおかみ）」、京都、松尾大社の大山咋の神（おおやまぐいのかみ）、太宰府天満宮の菅原道真の三神を祀っている。麓から拝殿までは長い石段が続き、それに沿って朱塗りの鳥居が連なっている。鳥居の連なりとその先に広がる絶景は、インスタスポットとしても注目を集めている。
福岡県朝倉市杷木久喜宮1665-1☎ 0946-63-3888営業時間 8：30～17：30定休日 年末年始アクセス 大分自動車道杷木ICより5分道の駅原鶴
道の駅原鶴MAP
