日本一の石橋の町、院内町は西日本有数のゆず産地でもある。地元で柚子栽培一筋の櫛野農園の加工品を中心に、ゆず胡椒やゆずジャム、ドレッシング、羊羹、さらには入浴剤まで多彩だ。これだけの品ぞろえをしているのも町内ではこの道の駅だけ。石橋巡りの情報もここで得られる。また、晩秋は紅葉鑑賞の拠点にもなる。
宇佐市院内町は、ユズの生産量で全国有数を誇る。しかし、ユズの木には大きなトゲがあり、収穫には危険が伴う。また「桃栗3年柿8年、ユズの大馬鹿18年」という言葉があるほど、出荷できるまで生育させるのにも時間がかかる。駅が主力商品として扱う櫛野農園は大分県エコファーマー認定農園であり、育てているユズは無農薬。その質の良さ、そして加工品の品質の高さが自慢だ。ユズの大馬鹿を貫いてこその逸品揃いといえる。
テイクアウトではユズソフトと並ぶ人気商品。揚げたてで熱々なのはもちろん、ふんわり柔らかく、ジューシーな鶏肉はたまらない! 朝締めの鶏肉を用い、味付けのタレはニンニクの使用量を最低限にして、ニンニク臭を抑えた。従業員手作りの人気商品だ。80g200円(税込)
大分県は全国で最も石橋の多い地域であり、宇佐市院内町には県下最多、75基もの石橋が現存している。つまり院内町は日本一の石橋の町である。江戸時代の終わりから昭和の初めにかけて、名頭領・松田新之介ら匠の手で造られており、深い谷が続く特殊な地形故に美しいアーチ橋が多いのが特徴だ。それらの多くは現在の幹線である国道、県道から一筋外れた生活道に残っており、道の駅でレンタサイクルを借りて回るのをお勧めする。
石橋巡りの途中で立ち寄りたいのがこの古刹。746(天平18)年、行基によって開山したといわれる。奥の院礼堂とそこに鎮座する白木の三尊像は県内で唯一現存する鎌倉時代の木造建築であり、共に国の重要文化財だ。平安末期の様式の不動明王、阿弥陀如来、薬師如来の三尊像は、一本の大楠から行基が一夜で造ったと伝えられている。礼堂の床下の「きざはし」(丸太ばしご)は、ここと伊勢神宮にしかない。 http://www.usa-kanko.jp/spots/detail/105
大分県宇佐市院内町副1381-2 ☎ 0978-42-5539 営業時間 8:00〜17:00 レストラン10:00〜15:00 定休日 年中無休 アクセス 大分自動車道玖珠ICより40分または東九州自動車道院内ICより7分 道の駅いんない
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