城下町竹田は周囲を山に囲まれ、阿蘇山系の伏流水が豊かに湧く名水の町。名曲「荒城の月」でも知られる。道の駅にも人工池があり、噴水の下では水が汲める。物産館にはかぼす、いちご、トマトや竹田の名水で栽培した米などが並ぶ。レストランでは大分の郷土料理のだご汁、とり天、やせうまなどが人気。12月下旬から5月中旬までの隣接いちご園でのいちご狩りも楽しみ。城下町までは車で10分。
竹田市は西日本有数のトマトの産地として知られる。特に萩町地区は昼夜の寒暖差が15度と大きく、清らかな湧水にも恵まれて糖度の高いトマトが採れる。一般的な旬は夏だが、10〜11月に採れる竹田の秋トマトは、朝晩の気温差でさらに甘くなる。このトマトをふんだんに使って作られた完熟トマトケチャップも全国的に有名。無添加の醸造酢を使用し、体にも優しい。トマトジュースやドレッシングなども道の駅で買える。
「道の駅竹田」の裏にあるビニールハウスでは、5月中旬頃までイチゴ狩りが楽しめる。栽培されているのは「さがほのか」「紅ほっぺ」「ゆふおとめ」の3品種。「さがほのか」は酸味が少なく爽やかな甘さ、「紅ほっぺ」は酸味と甘みのバランスが取れた濃厚な味、「ゆふおとめ」は酸味が少なく甘みが濃い、とそれぞれに味の特徴が異なるので食べ比べてみよう。なお、生産状況により開園時間変更や休園の場合があるので、事前確認を。
岡城は1185年、兄・頼朝から追われた源義経を迎えるために築城されたと伝えられる。別名「豊後竹田城」、「臥牛城」。阿蘇山の火砕流でできた海抜325mの岩山の上に建ち、1586(天正14)には島津の大軍を撤退させ、「難攻不落の城」と秀吉が絶賛した。その後、1594(文禄3)年に岡城主となった中川秀成が、「土の城」から「総石垣造りの石の城」へ大改修を行った。その広さは実面積で約100万㎡、東京ドームの22個分にあたる。滝廉太郎はこの城をモチーフに「荒城の月」を作曲した。国指定史跡。 https://okajou.jp/
大分県竹田市米納663-1 ☎ 0974-66-3550 営業時間 8:30〜17:30 レストラン11:00〜16:00 定休日 12月31日〜1月1日 アクセス 大分自動車道日田ICより90分 道の駅竹田
道の駅竹田MAP