宮崎県との県境にあり、北川ダムに架かる斜張橋「唄げんか大橋」が目印。「唄げんか」とはかつて貧しい子守奉公の少女が二組に分かれ、唄でやりとりをした民謡に因む。駅施設のメインはレストラン「うめりあ」とお土産品などを売る物産コーナーだ。中でもテイクアウトの「ジャンボ唐揚げ」が絶大な人気を誇る。農産物は隣接の「農林産物直売所」で。季節の野菜・果物などが売られている。ロッジ完備のキャンプ場が隣接している。
コミュニテイーラジオ天神 株式会社チームふらっと提供番組 「ふらっと行こう! 旅はハレルヤ!」で駅長の話を聞こう 駅長ゲスト 道の駅宇目 田村亮さん(田村さんのお話は3:30頃から聞けます)
大分県は原木乾し椎茸の生産量が全国の4割以上を占め、2位の宮崎県、3市の熊本県に対し、圧倒的な数量を誇る。そもそも17世紀の寛永年間に、豊後佐伯藩の宇目の郷でクヌギ原木に鉈で傷をつけ、そこに椎茸の胞子を植え付けたのが始まり。「鉈目栽培」と言われ、日本の椎茸人工栽培の起源だとされる。以来、栽培技術は進歩変化したが、佐伯市を中心に大分県の原木乾し椎茸は味、品質、量共に日本一を守り抜いている。
料理の旨さでは定評のある道の駅。以前はジビエ料理がうまいと評判だったが、メニューのリニューアルで中華主流に。実は料理長は元々四川料理のプロ。「中華の神様」と呼ばれた陳健民の右腕だった人物の店で修業し、いわば陳健民の孫弟子とも言える。そのためこの「あんかけ焼きそば」も陳家のレシピを踏襲し、紹興酒とオイスターソースでコクのある味に仕上げている。もちろん具もたっぷり。税込み900円。 さて、陳健民と言えば日本に「麻婆豆腐」の味を広めたことでも知られる。料理長はその技術を継承し、「麻婆豆腐丼」は山椒の奥行き深い辛さが全品だ。現在は表メニューにはないが、時には特別メニューとして提供することもあるという。それも楽しみだ。
この道の駅を訪れる観光客の口コミでも大人気。香りからして香ばしく、ニンニクの味がしっかりついている。片栗粉の衣はカリカリッと揚がり、肉はふっくら柔らかく、ジューシー。しかも名前の通り大きく、食べ応えがある。絶品と言われるだけのことはある。以前はレストラン施設の隣のテイクアウト店舗だったが、現在は同施設内に移設。5個432円(税込)
ダム湖百選に選ばれた北川ダムのダム湖に架かる橋。開通は1993(平成4)年7月。当時の建設省(現国土交通省)直轄工事であり、日本初のPC(プレストレスト・コンクリート)斜張橋だ。同省直轄のPC斜張橋としては日本全国で7番目の長さを誇る。逆Y字型の2本の主塔と、そこから扇状に張られた100本のケーブルにささえられた橋は、幾何学的な造形美を見せる。利便性と造形美を併せ持つ湖面橋だ。
道の駅から大分方面へ国道326号を走って「ととろ入口」の信号を見落としてはいけない。この信号を左折した先を行くと「ととろのバス停」がある集落に出る。実は地名が「轟(ととろ)」。このバス停はかつて路線バスが停まり、「猫バスの里」と言われていた。現在は路線が廃止され、コミュニティバスが停まるのみ。しかし、サツキとメイ、そしてトトロのイラストパネルは健在。そしてバス停の先には「トトロの森」があり、無数のトトロが柵の上にいる。周囲は雑貨店を兼ねた喫茶店がある以外は農家が数軒あるのみ。
標高1386mの夏木山を源とし、観音滝を起点に約8km続く渓谷。数千年前に誕生した巨大な花崗岩の一枚岩を、桑原川が長い歳月をかけてそぎ落とした。無数の甌穴(おうけつ)が続くその奇観に圧倒される。春の新緑、夏の涼やかな滝水、秋の紅葉と景観が楽しめるだけでなく、夏場はキャニオニングが楽しめる。キャンプ場や温泉施設(現在は熊本地震の影響で源泉が枯れ、谷水を利用)もある。 http://saiki-kankou.com/ume/2018/07/1411
大分県佐伯市宇目南田原2513-5 ☎ 0972-54-3090 営業時間 10:00〜17:00※季節により変動あり レストラン ランチ11:00〜14:00(13:30OS) LO16:00 ※季節により変動あり 定休日 1月1日 第3木曜日 レストラン 水・木曜日 アクセス 東九州自動車道佐伯ICより45分
道の駅宇目MAP