星の文化館・茶の文化館

ピンと張り詰めた夜気に包まれる冬の夜空は
どこまでも澄み渡り、天体観測に最適
手に届きそうな星のきらめきを一人占めしよう

星の文化館・茶の文化館

星のまたたき降り注ぐ泊まれる天文台

きれいな星空を見るのに必要な条件は、空気が澄んでいることと周囲に明かりがないこと。八女市の東部、奥八女と呼ばれるエリアにある旧星野村は、北側に連なる耳納連山をはじめとした山々に囲まれた静かな山村。中央を流れる清流、星野川に沿うように集落が点在する小さな村は天体観測に最高の環境だ。
村の中心部、小高い丘の上に建つ『星の文化館』は、ホテルを備えた泊まれる天文台。夜間に宿泊者だけが参加できる天文台観望会と、プラネタリウム上映会の時間が設けられており、宿泊することで味わえる贅沢な時間を提供してくれる。天文台に備えられているのは口径65cmと九州最大100cmの反射望遠鏡。はるか宇宙の彼方に浮かぶ星々を間近にとらえることができるだけでなく、昼間の太陽などの観測もできる。そして、屋上にある星見展望台に出れば、頭上に広がるのは満天の星。視界いっぱいに広がる星明かりの海は、街中の夜空では決して出合うことのできない感動の光景だ。

星の文化館・茶の文化館
星の文化館・茶の文化館

また、八女の特産品といえば、全国にその名を知られる八女茶。特に星野村を含む奥八女は、高級品である玉露の栽培が盛んで、お茶としては全国で初めて「八女伝統本玉露」の名が、地理的表示とその品質を保証するGIマークに認定されている。その八女茶の魅力を知ることができるのが『茶の文化館』。館内にはお茶を料理に取り入れたメニューが揃う食事処「八女茶寮」、石臼での抹茶ひきなどが体験できる「八女茶工房」、お茶を味わいながらひと息付ける「八女茶席」などがある。
中でもぜひ体験してほしいのが八女茶席のメニュー・しずく茶。玉露の茶葉に少量の湯を注ぎ、そのしずくを一煎目として味わう飲み方で、爽やかな香りと豊かな甘み、そして芳醇なうま味が口に広がる。上質な茶葉が持つ美味しさの全てを凝縮した一滴には、これまでなにげなく飲んできた日本茶の概念を覆す驚きと感動が詰まっている。二煎目、三煎目と変わっていく味わいと共に、その奥深さを感じてみよう。

星の文化館・茶の文化館
星の文化館・茶の文化館

星の文化館・茶の文化館
星の文化館・茶の文化館

星の文化館~星と泊まれる展望台~

福岡県八女市星野村10828-1
0943-52-3000
料金 1泊朝食4,500円~(カプセルホテル)、7,500円~(プチホテル)・入館料大人500円、小学生300円、幼児100円(各税込)※プラネタリウムは別途大人200円、小学生100円
開館時間 10:30~最終入館21:30(水木金曜日は13:00~)
休館日 火曜日

茶の文化館~星野伝統のお茶に触れる~

福岡県八女市星野村10816-5
0943-52-3003
入館料 入館無料
開館時間 10:00~17:00、八女茶工房10:00~15:00、八女茶寮11:00~14:30(LO)
休館日 火曜日
アクセス 九州自動車道八女ICから約50分
星野村HP:https://www.hoshinofurusato.jp/