車旅好きのオアシス、九州・沖縄の道の駅へ!

知っているようで、知らない?「道の駅」とは?

皆さんが日頃、ドライブなどの途中で立ち寄る「道の駅」。でも、実は「道の駅」でもない物産館や直売所を指して「道の駅」ということも多いようです。あるいは「道の駅」には必ず物産館・直売所があると思っている人が大半です。

でも、違います。「道の駅」に物産館・直売所がなくても、「道の駅」になっているところもあるのです。

「道の駅」の歴史は平成5年(1993年)に始まりました。高速道路にはPA(パーキングエリア)、SA(サービスエリア)があります。しかしかつては、国道などの主要幹線道路にはありませんでした。長距離を走る職業ドライバー、ドライブ旅行する観光客などの安全運転のためにはPA/SAのような場所が必要でした。そんなことから、国土交通省が「道の駅」という道路利用者のための休憩拠点設置を始めたのです。

国土交通省が地域に「道の駅」設置を認める条件は以下の通り。
 ・「休憩機能」としては24時間使える駐車場と外トイレ
 ・「情報発信機能」としては観光協会、あるいは情報発信の設備
 ・「地域の連携機能」としては文化共用施設、観光レクリエーション施設など

最近は各地で震災や豪雨被害が起きるため、「道の駅」の第4の役割として「防災拠点機能」も求められています。
そう、物産館・直売所の存在は絶対的条件ではないのです。九州・沖縄では沖縄の「道の駅喜納番所」がそれです。駐車場とトイレ、そして観光案内所があるのみ。あるいは熊本の「道の駅崎津」もそれに近いでしょう。

道の駅は誰もが安全に快適に道路を利用する、つまり安全運転をするための旅の休憩施設。そのためのマナーも守り、互いに気持ちよく、いつまでも利用できるようにしていきたいですね。