国指定「大ノ瀬官衙(かんが)遺跡」に隣接する史跡一体型の道の駅。因みに「官衙」とは古代の官庁・役所を意味する。人気は2016年にオープンした「ピッツェリア フィエロ」の石窯ピザだ。テイクアウトメニューも充実し、気軽に本格ピッツアが楽しめる。また、地元の名産は上毛(こうげ)町レモン。これを利用したオリジナルスイーツも見逃せない。秋には遺跡公園がコスモスで覆われ、ドライブ休憩のひとときを癒してくれる。
町が近年、生産に力を入れている。瀬戸内式気候を利用し、香り高くて果汁も豊富なレモンを栽培している。駅ではレモン果汁を使用した「レモンタルト」「京築れもんケーキ」(黄色・黒の2種)を販売している。
名前を聞いて「ETってあの『ET』か?」と思ってしまうかもしれない。実際、そういう説もあるらしい。日本園芸研究所、通称「園研」の栃木支所が開発したことから頭文字を取ったという説も。黒味の強い外皮に覆われ、お尻の辺りがすぼまっている。そのため断面はハート型に近い。実はホクホク系ながらしっとりとした滑らかな舌触りで甘みが高い。天ぷら、素揚げ、蒸しで食感を楽しむのがお勧め。デザート素材にも向いているという。離乳食用としても評価が高い。
やはり外せないのは「ピッツェリア フィエロ」のピッツア各種、そして2階テラス席限定の窯焼き自家製イタリアンソーセージや生ハムなど。ドリンクやフライとのセットメニュー、上毛産野菜のピクルスもある。本物の味を追求するこだわりから、小麦やトマト、塩、チーズなどベースになる食材はすべてイタリア産。石窯も高火力を出せるイタリア製で、短時間で焼き上げることによりナポリピッツァの醍醐味である、表面はパリッとして中はもっちりという食感を生み出している。また、トッピングされる具材などは極力地元産の農産物を使用。なかでも店名を冠した「ピッツァフィエロ」は、上毛産のレモンをふんだんに使った、爽やかな香り漂う一品でシェフ自慢のメニューだ。なお、夜には一品料理なども登場し、お酒と共に味わえる大人の空間としても楽しむことができる。
「もみじ学舎」は1997年に廃校になった旧上川底小学校を活用した交流施設。1955年築造の木造平屋建て旧校舎に「もみじかふぇ」や雑貨店「sumahans」、家具工房があり、レトロな校舎に溶け込んでいる。カフェの料理は給食室で作られ、校長室や応接室で提供される。講堂ではライブ演奏が行われることも。そして人気を集めているのが校庭に置かれた巨大な木製椅子と机。見上げるほどの大きさで、まるでガリバーの椅子と机のよう。椅子は上ることができ、そこからの眺めがまた爽快だ。
もみじ学舎データ福岡県豊前市上川底858☎080-5088-2003営業時間 11:00~17:00定休日 不定
福岡県築上郡上毛町大ノ瀬304-1☎ 0979-84-7077営業時間 8:00~18:00(11~3月9:00~17:00) 喫茶軽食 10:00~16:00 レストラン 11:00~18:00 フードテラス 10:00~16:00定休日 1月1日 レストラン 木曜アクセス 東九州自動車道豊前ICまたは上毛スマートICより5分道の駅しんよしとみ
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