2017年7月の北部九州豪雨でJR日田彦山線が被災するまでは、JR駅と直結する全国でも珍しい道の駅だった。駅の外観にある音符は昭和歌謡のヒットメーカー、星野哲朗作詞・船村徹作曲の「山に抱かれて」の一部だとか。霊峰英彦山の麓にあるからだろう。物産館入り口脇にはその地下水を汲む水くみ場があり、千円以上の買い物をすれば無料の水くみ券2ℓ分がもらえる。自慢はやはりその清水で作る駅オリジナルの豆腐各種。清流栽培の米、野菜も無論うまい。
原料の大豆は国産の「ふくゆたか」のみを使い、駅直営の工場で木綿・絹の豆腐、豆乳、揚げ豆腐、厚揚げなどを製造している。滑らかな口溶けの寄せ豆腐を始め、昔ながらの硬めの木綿豆腐、コクのある豆乳などが親しまれている。
家族で楽しめるこどもわくわくパークの目の前にある『中華 味彩』。長年、結婚式場の中華料理担当として鍋を振っていた店主が夫婦で営む店だ。ちゃんぽん(800円)は、筑豊エリア特有のコッテリスープかと思いきや、最後の一滴まで飲み干したくなるほどあっさりとした上品な味わい。たっぷり入った野菜のシャキシャキとした食感が喉越しの良い麺との絶妙なバランスで、一気に完食すること間違いなし。
これも地下水を利用したご当地品。40年前に作られた「英彦山サイダー」を復活させた。プレーンの「英彦山サイダー」と地元産ゆずを使用した「英彦山サイダーゆず」があり、どちらも飲み心地はさっぱり爽やか。ラベルは40年前に作られたその復刻版だ。
地元老舗菓子店が作る「おやじシュー」は、「男は黙っておやじシュー」など50種以上はあるという「親父名言」の帯封が楽しい。全て店主の奥さんの手書きだ。商品名も「頑固おやじシュー」だったり「おやじシュー」だったり、アバウトなのもいい!1個180円
山形県の羽黒山、奈良県の熊野大峰山(おおみねさん)と並ぶ「日本三大霊峰」の英彦山にある。奉幣殿に向かう石段の参道脇には、かつて修験者が暮らした坊舎跡が点在し、最盛期には800を数えたという。参道を登るのが辛ければ銅の鳥居近くの「幸駅」から運行しているスロープカーの利用を。
福岡県田川郡添田町野田1113-1☎ 0947-47-7039営業時間 物産館 9:00〜18:00 本場韓国料理 宋家 10:00〜17:00※水曜日定休 英彦山0合目食堂 11:00〜15:00※火曜日定休 中華 味彩 11:00〜14:00(13:30 LO)※水・木曜日定休 パン工房麦の里 9:00〜17:00※第3水曜日定休 もち工房 平日・土9:00〜14:00 木曜日9:00〜12:00 日祝日9:00〜17:00定休日 12月31日〜1月2日、2月第1木・金曜日アクセス 八木山バイパス穂波東ICまたは大分自動車道杷木ICより40分http://www.kanyuusya.com/
道の駅歓遊舎ひこさんMAP