道の駅東陽

道の駅東陽

石工の里の道の駅は
生姜料理と温泉が人気

八代市東陽町は五木・五家荘等観光地への玄関口。町内には江戸末期に造られた石橋が点在し、「石橋の郷」と言われている。2005年2月に開業した「東陽交流センターせせらぎ」が、2021年3月27日に熊本県35番目の道の駅東陽となった。物産館では町特産品の生姜をはじめ、農家直送の新鮮野菜を販売。さらに温泉施設「夢あかり」のある建物では地元でも好評の手作りパンを販売している。レストランは生姜を駆使したメニューをそろえ、厨房で手作りジャムやドレッシングを生姜で作る。温泉利用と併せたお得なメニューも見逃せない。

道の駅東陽の基本情報

道の駅東陽のグルメ

  • 地元断トツ産物 生姜

    地元断トツ産物 生姜

    日本一の生姜生産地は四国の高知県だが、2位は実は熊本県。そしてこの東陽町が熊本県内でもトップの生姜生産地だ。町で生姜生産が始まったのは大正時代末期。昭和初期には新規作物として町内全域に広がったという。平野が少ない中山間地のため、山の斜面を活用した圃場で栽培される。さらに現在は生産者の高齢化、減少という課題がある。しかし品質の向上で色合い・味・香りに優れた生姜を生産している。道の駅の生姜料理、生姜パンと共に生の生姜をぜひ買い求めてほしい。

  • 食べるならコレ せせらぎセット

    食べるならコレ せせらぎセット

    新たに道の駅として開業するにあたり、レストラン「さんふるる」のメニュー全てに特産の生姜を使ってリニューアル。ちゃんぽん、かつ丼、カツカレーなどの単品料理はもちろん、みそ汁やスープ、デザート系にも生姜を使っている。そして温泉利用客にお勧めなのが「せせらぎセット」。「酢豚と生姜グラタン」、「海老フライ・唐揚げ・生姜グラタン」、「生姜焼きと生姜グラタン」(写真)、そして「唐揚げと生姜グラタン」の4種類あり、ご飯・みそ汁またはパン・スープのいずれかを選べる。そして温泉入浴料とセットで1300円! 食事のみなら1100円。温泉入浴料大人520円と考えあわせればかなりお得だ。

  • 買うならコレ 生姜ジャム

    買うならコレ 生姜ジャム

    駅には手づくりパンのコーナーがあるが、パンと言えばジャムだ。駅で販売している無添加の生姜ジャム(税込650円)は生姜の独特の刺激が抑えられ、程よい甘さを伴ってしっくりとパンに合う。レストランの厨房で作られており、道の駅オリジナル商品だ。県の商工会連合会が実施する県内食品の人気投票「肥後もっこすのうまかもんグランプリ」で、2020年ベストセレクション賞を受賞。

道の駅東陽の施設・周辺案内

  • 温泉施設 温泉施設
    コレが自慢

    温泉施設

    温泉施設「夢あかり」は河俣川沿いに建ち、大浴場の主浴槽以外は全て源泉かけ流し。主浴槽とは別に「あつめの湯」「ぬるめの湯」の浴槽があり、ミストサウナ、露天風呂、露天風呂横の釜風呂がある。さらに時間制(50分)の家族湯が2室あり、どちらも内湯と露天風呂付きだ。しかも家族湯の料金は大浴場520円+1000円と、一般的な家族湯としては割安。さらに平日は半額になり大浴場と家族湯併せて1020円! 温泉好きなら大浴場と家族湯でたっぷり温泉入浴を満喫できる。泉質は美肌の弱アルカリ性。季節によっては生姜湯、ユズ湯も。

  • 石匠館
    周辺で楽しむなら

    石匠館

    八代市に点在する江戸時代から明治の石橋など、構成文化財24件が2020年に日本遺産に認定された。その石橋を築いた石工の代表的人物橋本勘五郎は、ここ東陽町(旧種山村)の出身。彼の生家前にある「石匠館」は日本初の石工とめがね橋の博物館だ。種山石工と呼ばれた橋本勘五郎や岩永三五郎など、全国の石橋にまつわる事物を紹介している。因みに橋本勘五郎は明治になると一時上京し、「神田筋違橋」なども架設した。単なる石工職人にとどまらず、現代でいう大手ゼネコン会社の社長的存在でもあったという。

  • 立神峡
    周辺で楽しむなら

    立神峡

    東陽町と隣接する氷川町にあり、国道3号からは道の駅東陽の手前に位置する。国指定名勝であり、別名「肥後の空滝」と呼ばれる大岩壁が圧巻の景色を見せる。これは氷川が古生代の石灰岩を浸食してできたもので、大岩壁は高さ75m、幅250mにも及ぶ。春は新緑、秋は紅葉の絶景が広がる。また、立神峡里地公園が整備され、キャンプ場、遊歩道、昭和30年代の農家をイメージした宿泊施設「里地屋敷」などがある。高所恐怖症でなければ、ぜひ大岩壁を眺める吊り橋「火の国橋」・「龍神橋」を渡って行こう。

道の駅東陽の地図

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