道の駅鷹ら島
元寇ゆかりの小さな島は
海の恵みが満載の宝島
伊万里湾に浮かぶ「鷹島」はその形が鷹に似ていることから名づけられたという。駅は佐賀県の唐津市肥前町と鷹島を結ぶ「肥前鷹島大橋」のたもとにあり、本マグロの解体即売をはじめ、鷹島産の新鮮な海の幸に出合える。温州みかんと八朔を交配させたスイートスプリングも特産品で、その果汁を使った「鷹島カステラ」(500円・1000円)は、ふんわりとした口当たりと共に爽やかな香りが楽しめる。また、毎週土曜日の朝10時からはマグロの解体ショー即売会を開催。解体したマグロをその場で売ってくれるが、予約で埋まるほどの盛況だ。
道の駅鷹ら島の基本情報
所在地 | 長崎県松浦市鷹島町神崎免1636 |
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電話番号 | 0955-48-3535 |
営業時間 | 8:30〜18:00(1月1日10:00~15:00) |
定休日 | 年末無休 |
アクセス | 長崎自動車道多久ICより60分 |
公式HP | https://takarajima-rs.com/ |
道の駅鷹ら島のグルメ
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地元断トツ産物 アジ(アジフライ)
アジ・サバの漁獲高、トラフグの養殖量など全国トップクラスの松浦市。現在、松浦市が力を入れているのが水揚げ日本一の真アジだ。それも「アジフライの聖地」を名乗って!市長自らPRに努めているほど。市内にはアジフライを提供する店が30店舗以上あり、道の駅でも揚げたてサクサクのアジフライが食べられる。目の前の海を見ながら熱々、サクサク、アジの旨さギッシリのアジフライを食べる。旅の幸せ感満載。
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食べるならコレ 魚島来(おとこ)めし
鷹島の漁師たちは「おとこやま」と呼ぶどんぶり飯を食していた。余った魚を甘辛い?油に漬けて保存し、それをご飯に載せるという一種の漬け丼だ。平成21年(2009)に肥前鷹島大橋が開通し、道の駅が開業した際、その記念に「おとこやま」をアレンジして島内で出すようになったのが「魚島来めし」。松浦の魚を3種以上使う、酢飯を使わない、必ずどんぶりに盛るが条件だ。駅の食事処「味処まつばら」では魚介を自家製の甘めのゴマ?油にくぐらせるか、そのままかけるか、好みで食べられる。並1050円、上1500円.
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サクッとジューシーなアジフライに豪快かぶりつき
アジの水揚げ量日本一を誇る松浦市。「アジフライの聖地」を宣言し、市長自らPRするほどの力の入れようだ。現在、市内の飲食店27店舗でアジフライを提供している。
「道の駅鷹ら島」のテイクアウトコーナーにあるのは、このアジフライをサンドした『アジフライバーガー(300円)』。パリッと焼かれた香ばしいバンズにキャベツの千切りが敷かれ、その上に半身のアジフライが鎮座している。刺身でも食べられる鮮度のアジは、肉厚でふんわりと柔らか。サクサクの衣に包まれており、かぶり付くとジューシーな旨味があふれ出してくる。あっさりとしたしょう油とタルタルソースの味付けも、素材の美味しさを引き立てている。
また、30円プラスするだけでアジフライが2本になるダブルにもできる。ボリュームアップし満足度も◎。迷わずこちらをオーダーしよう。 -
島のカステラはオレンジの香り
「道の駅鷹ら島」は唐津市肥前町と肥前鷹島大橋で結ばれた鷹島の入り口にある。そのため佐賀県の誤解を受けそうだが、れっきとした長崎県の道の駅である。東西約5キロ、南北約 キロ、人口2500人足らずの小さな島。海底には神風で沈んだとされる蒙古軍の船が眠る。そんな小さな島の道の駅が開発したのが「鷹島かすてら」だ。
自慢は島で栽培される柑橘、「スィートスプリング」の果汁を使用していること。このスィートスプリングは温州ミカンと八朔を交配したミカン。栽培が難しく、生産量には限りがあるそうだが、爽やかな甘さと香りに特徴がある。余談だが、道の駅ではこの果汁を使ったソフトクリームも販売している。
さて、カステラの封を開けると、ふんわりとミカンの香りが漂ってきた。早くもよだれが口の中にあふれてくる。そしてやはり、カステラはほんのりオレンジ色を帯びている。しっとり、ふんわりとした口当たり。甘さを控えながら柑橘類のほのかな甘酸っぱさも感じられる。全体的に上品な王道系カステラ。うん、やはり長崎県らしい道の駅オリジナルだ。
道の駅鷹ら島の施設・周辺案内
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鷹島は約730年前の蒙古襲来、つまり「文永・弘安の役」の終焉の地とされている。後年「神風」と呼ばれる強風で蒙古軍の軍船の大半が島周辺の海に沈没したからだ。この資料館には元寇(蒙古)の資料が展示されている。陸の民モンゴル人は中国や朝鮮の造船・操舵技術を利用して海を越え、火薬詰めの飛び道具「てつはう(鉄砲)」を駆使して攻め入ってきた。展示品の中には昭和49年に漁師がアサリ漁中に発見した蒙古軍の印鑑「管軍総把印(かんぐんそうはいん)」がある。パスパ文字で書かれており、県の有形文化財。現在も元寇船の異物の保存と調査が行われている。
WEBサイト https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/630