道の駅夕陽が丘そとめ

道の駅夕陽が丘そとめ

名作「沈黙」が生まれた地で
宣教師ゆかりの特産品を

角力灘(すもうなだ)を見下ろす高台にあり、日中は青い海原と空が、夕暮れ時には茜色に染まる海と空が見渡せる。旧外海町は隠れキリシタンの地であり、明治時代にはフランス人宣教師マルク・マリー・ド・ロ、通称ド・ロ様が宣教活動を行った。そして遠藤周作の名作「沈黙」の舞台でもある。絶景が楽しめるレストラン「ラ・メール」は、地産地消をテーマにしたランチブッフェ(現在コロナで休止中)が人気。ド・ロ神父ゆかりの「ド・ロさまそうめん」もぜひ味わってほしい。教会巡りの休憩にも最適な駅だ。

道の駅夕陽が丘そとめの基本情報

道の駅夕陽が丘そとめのグルメ

  • 地元断トツ産物 ド・ロさまそうめん

    地元断トツ産物 ド・ロさまそうめん

    「ド・ロさまそうめん」は最高級の強力粉を使った手延べそうめん。明治初期に赴任してきたド・ロ神父は地域住民の貧困ぶりに胸を痛め、人々の収益になるよう授産施設を作った。外国人向けにパンやマカロニを、そして日本人向けに作ったのがそうめんだった。第二次世界大戦で途絶えたが、昭和57年に復活再現。以来、やや太めでコシがあり、モチモチとした食感が愛されている。

  • 地元断トツ産物 ゆうこう

    地元断トツ産物 ゆうこう

    ゆうこうとは地域伝統の柑橘類。外海地区と土井首地区に古くから自生し、苦み成分が殆どない、爽やかな香りとまろやかな酸味を持つ。現在はごく限られた地域で栽培されているが、食の世界遺産「味の箱舟」にも認定されている。果実だけでなく、ジャムやケーキ、かりんとうなどの加工品を開発し、道の駅で販売している。

道の駅夕陽が丘そとめの施設・周辺案内

  • 遠藤周作文学館
    周辺で楽しむなら

    遠藤周作文学館

    道の駅のすぐ向かいにあり、遠藤周作の遺品や生原稿など、約3万点が所蔵されている。小説「沈黙」は禁教時代の外海に実在した村をモデルにしており、彼の文学の原点ともされている。また、クリスチャンでもあった彼にとって、外海は思い入れの深い地でもあったという。彼の作家としての思想に触れ、波乱の禁教時代を生きた人々に思いを馳せてみよう。

    WEBサイト https://www.city.nagasaki.lg.jp/endou/
  • カトリック出津教会
    周辺で楽しむなら

    カトリック出津教会

    2018年世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、「外海の出津集落」に包括される教会。明治15年(1882)、ド・ロ神父により建てられた。その後一部の改造・増築が為され、現在の姿に。鐘楼の鐘は神父が故国フランスから取り寄せたもので、今も朝夕に美しい鐘の音を響かせている。見学は可能だが、内部撮影は長崎カトリック大司教区より固く禁じられている。

    WEBサイト https://kyoukaigun.jp/archives/culture/673-2

道の駅夕陽が丘そとめの地図

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