道の駅川辺やすらぎの郷
寄せ豆腐もアイスクリームも
道の駅謹製のオリジナル
道の駅といえば地場産品だが、この駅の地場産品は地元ブランド牛のかわなべ牛をはじめ、黒さつま鶏、川辺町産のそば、高品質と評判の知覧茶など、川辺・知覧・頴娃(えい)の南九州市の名物が豊富にそろう。さらに併設の加工場では川辺産丸大豆フクユタカ使用の寄せ豆腐、鹿児島県産牛乳使用のアイスクリーム、パンなどを作っている。アイスクリームは定番のバニラの他に、川辺産のメロンやいちご、キンカンなど10種類がある。
道の駅川辺やすらぎの郷の基本情報
所在地 | 鹿児島県南九州市川辺町清水6910 |
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電話番号 | 0993-58-3131 |
営業時間 |
9:00~18:00 レストラン 11:00~15:00(14:30LO) |
定休日 |
1月1日~1月2日 レストラン 水曜日 |
アクセス | 指宿スカイライン川辺ICより約20分 |
公式HP | https://www.yasuraginosato.com/ |
道の駅川辺やすらぎの郷のグルメ
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食べるならコレ かわなべ牛ステーキ丼定食
道の駅の併設レストラン「ターフル」で提供されるのが、A4等級以上をブランド規定とする「かわなべ牛」。肉質、脂肪質ともに優れているのが自慢だ。「かわなべ牛ステーキ丼定食」は赤身とサシのバランス良い上質肩ロースを使用している。テイクアウトの「かわなべ牛ステーキ弁当」もあるので、ちょっと贅沢な屋外ランチにいかが?
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地元断トツ産物 鶏刺し
鹿児島県内陸部の川辺町は、昔から「刺身」と言えば地鶏の刺身だったとか。道の駅で販売している鶏刺しは「黒さつま鶏」。2006年に誕生した黒さつま鶏は、鹿児島黒毛和牛、鹿児島黒豚に続く、「第三の黒ブランド」だ。肉質は筋繊維が細かく、しまりがあるので歯切れが良く、適度な弾力で食感が柔らかい。しかもうまみ成分であるアミノ酸が多く、他の地鶏と比べても脂の乗りが良い。さらに焼いても硬くならず、うま味はそのまま。まさにいいことづくし。道の駅の黒さつま鶏の刺身は、毎朝養鶏農家から直接出荷されるという。
© K.P.V.B -
駅自慢の品はコレ 寄せ豆腐
駅の加工場でも断トツ主力商品なのが寄せ豆腐。2000年の開業以来、不動の人気を誇るという。使用するのは遺伝子組み換えしていない川辺産丸大豆フクユタカと地元の清らかな水とニガリ。大豆の風味が濃厚に感じられ、コクがあるのが人気の理由だ。実際、平日で300個、日曜祭日となるとその倍は売れるという。特にでき立てのまだ熱い寄せ豆腐は豆腐の甘味がしっかり感じられる。1丁151円(税込)
©P.K.N
道の駅川辺やすらぎの郷の施設・周辺案内
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南九州市の川辺町は仏壇の一大生産地。「川辺仏壇」は昭和50年に全国の仏壇生産地に先駆けて、仏壇としては初めて国の伝統工芸品に指定された。今では伝統的な仏壇だけでなく、「川辺手練団」というプロジェクトチームが、伝統技術と革新的デザインを融合させた様々な製品作りに挑戦している。仏壇は彫刻や宮大工、漆塗り、金箔貼りといった、様々な日本の伝統技術が集まって作られているのだ。駅から車で5分ほどの「川辺仏壇工芸会館」では、蒔絵や彫金、螺鈿アクセサリー作りなどの体験ができる。
WEBサイト https://www.kawanabe-butudan.or.jp/ -
周辺地域は仏教との関りが深く、仏教系列の史跡も数多い。中でも清水の磨崖仏群は最大規模だ。万之瀬川沿いに高さ20m、幅400mにわたる空間的規模、平安時代から明治時代の約800年間に及ぶ時間的規模、そして200基の供養塔や仏像という数的規模。いずれも類を見ない。明治初期に廃仏毀釈によって薩摩では千以上の寺が破壊され、廃院に追い込まれた。その意味でも歴史的にも仏教的にも価値の高い。日本一の大五輪塔や月輪大梵字、十一面観音像など荘厳な雰囲気を醸し出している。県指定史跡。
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川辺町の隣町知覧町には藩政時代の武家屋敷群が残り、「薩摩の小京都」と呼ばれる。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、さらに「日本遺産」の構成資産の一つになっている。約700mにわたって道の両脇に武家屋敷が軒を連ね、一般公開されている武家屋敷庭園は7軒。全て国の名勝指定だ。京都から招いた庭師に作庭させたという。「森重堅(もりしげみつ)庭園」の池泉様式を除いて、他は水を用いない枯山水様式だ。 さて、知覧町を語るには「知覧特攻平和会館」の存在も忘れてはならない。太平洋戦争末期の沖縄戦において、陸軍知覧基地から計439名の若者が特攻部隊員として出撃した。生きて帰れぬ特攻作戦であり、彼らの遺影や遺品、家族らに宛てた遺書をここに展示。涙を禁じ得ないと共に、戦争の意味と平和の尊さを考えさせられる。
© P.K.N
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