道の駅日向
日向灘を見晴らす高台にキャンプ場が隣接
近隣で水揚げされたちりめんじゃこが名物
陽光を浴びてキラキラと輝く日向灘を望む高台にあり、ちりめんじゃこをはじめ、近隣の美々津港から水揚げされたばかりの新鮮魚介やその加工品が物産館内を埋め尽くす。軽食コーナーの「ちりめん丼」(600円)もイチオシだ。また、オートキャンプも可能な日向サンパークキャンプ場が隣接。27カ所のオートサイトのほかに2階建てのコテージなどもあり、中でもユニークなのがログテントと呼ばれる宿泊棟。平屋のログハウスに緑色のタープで覆われた部分がついており、室内で行き来できるようになっている。日中はログハウスで過ごしながら、寝るときはテント泊気分が味わえるという趣向だ。
道の駅日向の基本情報
所在地 | 宮崎県日向市幸脇241-7 |
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電話番号 | 0982-56-3809 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 12月31日〜1月1日 |
アクセス | 東九州自動車道日向ICより15分 |
公式HP | https://hyuga-sunpark.com/michinoeki/ |
道の駅日向のグルメ
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地元断トツ産物 日向夏
宮崎の旧国名「日向」を冠した「日向夏」は19世紀初め、偶然宮崎で発見された突然変異の品種。正真正銘、原産地宮崎、もとい日向の国である。その「日向」が市の名称の日向市は、実は日向夏の生産が他の地域に比べると盛んではない。しかし、「道の駅日向」でも1月頃のハウスものを皮切りに、露地ものが4月頃まで店頭に並ぶ。ハウスものは露地ものに比べると酸味が抑えられているとか。白い薄皮ごと食べるのが日向夏の食べ方。爽やかな酸味が口の中に広がる。
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地元断トツ産物 ちりめんじゃこ
日向灘はちりめんじゃこの好漁場。しかも他県で多いマイワシではなくカタクチイワシなので、色が白く昔から高級品として珍重されてきた。物産館で販売されているちりめんじゃこは、すぐ近くにある美々津港で水揚げされたもの。すぐに釜茹でし天日に干されるため、旨味がそのまま閉じ込められており、噛みしめるほどに塩の香りが口いっぱいに広がっていく。
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買うならコレ へべすポン酢
「へべす」は日向市特産の柑橘類。まだ聞きなれない名前だが、江戸時代末期に「平兵衛さん」が発見したことから「平兵衛酢」、つまり「へべす」と呼ばれるようになった。すっきりまろやかな酸味があり、焼き魚や鍋料理、焼酎割に合う。様々な加工品も作られ、知名度上昇中である。
道の駅日向の施設・周辺案内
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江戸時代から明治にかけて京阪神との交易拠点として繁栄した港町。美々津千軒と呼ばれた、江戸時代末期から昭和初期にかけて建てられた家屋が連なる町並みが残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。日向市歴史民俗資料館も廻船問屋河内屋の建物を活用したもので、全国的にも珍しい河口に面した港のある江戸時代の町家の様子を知ることができる。