日之影町のシンボルである高さ137m、全長410mの「青雲橋」のたもとに建つ眺望自慢の道の駅。2019年11月のリニューアルで物産館、レストラン共にスペースを拡大した。1階レストランの外、および2階に展望デッキがあり、山々が折り重なる自然美を一望できる。気象条件が合えば雲海が出ることもあり、幻想的な光景に出合えることも。
宮崎県は金柑の生産量全国トップ。しかも全国の7割を占める（2020年統計）。県内各地で生産され、日之影町もその例に漏れない。「完熟金柑のフルーツピクルス」は、この町に「緑のふるさと協力隊」で移住した夫婦が立ち上げた食品工房で作っているという。厳選した完熟金柑をリンゴ酢に漬けこんだもの。金柑の甘酸っぱい味が口の中に広がる。ピクルスというよりはやはりフルーティな味わいが強い。冷たく冷やしてヨーグルトのトッピングに、生クリームを使ったスイーツに加えるなど、楽しんでほしい。1袋650円（税込み）。
日之影町産のユズの皮をスポンジに練り込んだ「ゆずロールケーキ」（885円）。甘さ控えめのクリームをしっとりとしたスポンジで巻いており、爽やかなユズの香りが口いっぱいに広がる。道の駅青雲橋限定品。
日之影町を含む高千穂郷には、年間を通じてしめ縄を飾る習慣がある。天孫降臨神話が残る神々の里らしい習わしだ。日之影町にある「わら細工たくぼ」では、しめ縄以外にも縁起物やカゴ、鍋敷き、コースターなどの生活雑貨を製作。農村文化が育んだ温もりある風合いに触れてみよう。
道の駅の名前の由来でもあるこの橋は1984年11月に開通。五ヶ瀬川に架かり、全長410m、水面からの高さ137mを誇る。橋の名は公募で選ばれた。建設当時の国道橋としては国内最大であり、「東洋一」とも呼ばれていた。また、組み立てた橋ゲタを中央で結合させる日本初の工法が用いられた。道の駅からじっくり眺めてみよう。
宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折8705-12 ☎0982-87-2491 営業時間 8：30〜18：00 レストラン 10：00〜16：00 定休日 1月1日 年3回メンテナンス休館あり アクセス 九州中央自動車道北方ICより20分 高千穂日之影道路日之影平底ICより3分 道の駅青雲橋
道の駅青雲橋MAP
