道の駅ひまわり

島原半島唯一の道の駅が
道の駅ひまわりとして新たに出発!

1991(平成3)年6月の普賢岳噴火の被災地に建つ「旧道の駅みずなし本陣ふかえ」。島原半島唯一の道の駅であり、屋外には普賢岳大火砕流で被災した埋没家屋を展示し、火山学習館大火砕流体験館で災害と復興の道を伝えている。コロナなどの影響で2021年11月から営業を停止していたが、2023年4月、名前も内容も新たに「道の駅ひまわり」として再生。九州外の地域とも物産交流をし、同年夏にはレストランも営業再開した。

道の駅ひまわりの基本情報

道の駅ひまわりのグルメ

  • 食べるならコレ 島原の味(具雑煮とそうめん)

    食べるならコレ 島原の味(具雑煮とそうめん)
    食べるならコレ 島原の味(具雑煮とそうめん)

    新規オープンしたレストランは、雲仙の老舗ホテル「雲仙観光ホテル」などで腕を振るってきた熟練の料理長を迎えた。お勧めはやはり島原の郷土料理の具雑煮。「島原の乱」で原城に籠城した一揆軍が城内に持ち込んだ餅と山海の産物を煮込み、寒さと空腹をしのいだのが起源とされる。料理長の具雑煮の出汁はかつお節と昆布やイリコなどで、各出汁の素材をそれぞれに活かせる温度で一つずつ丁寧に煮出す。それによって旨味を引き出すという。餅、椎茸、かまぼこ、高野豆腐、エノキ茸などを鶏肉に載せて煮込む。オーソドックスな具雑煮の単品は1,100円、定食で1,430円。

    さて、一方のそうめんも実は島原が生産量全国2位を誇り、その多くが南島原市産だ。島原そうめんの発祥説の一つがこれまた「島原の乱」関連。一揆後に住民が激減した島原に小豆島から移住してきた人々がそうめん作りを広めたという。良質な九州産小麦粉と塩、雲仙岳の清冽な伏流水から作られる島原手延べそうめんはつるりと滑らか、のど越しが良く、こしがある。そして料理長自慢の出汁を用いた麺つゆ。冬場は温そうめんを提供する。単品880円、定食1,320円。

  • 買うならコレ カステラ

    買うならコレ カステラ
    買うならコレ カステラ

    長崎は県内各地にカステラメーカーがあり、ここ島原半島周辺の地域にも10社あるそうだ。当然、道の駅には地元カステラがズラリと並ぶ。その中から老舗の2品をセレクト。まずは諫早市の「杉谷本舗」の新商品「プレミアム・ショウユ」(写真上・5切入り税込972円)だ。2023年夏に新発売。岩手県山田町の「山田の醤油」を使ったという。実は山田町も長崎同様にオランダと歴史的な関りがあり、その縁もあってのコラボ商品。「山田の醤油」に潜む甘みがカステラの甘さとマッチし、全く違和感のない味に収まっている。

    一方は島原市の「松井老舗」の「長崎豊潤カステーラ」(写真下・5切入り税込2,160円、10切入り税込3,570円)。卵黄5,卵白3の割合で生地を作る「五三(ごさん)焼きカステラ」だ。濃厚でコクのある五三焼きは、焼き上げるのに熟練の職人技が要るとされる。カステラの中でも上級クラスを誇る。そんな五三焼きにこだわりを持ち、桐箱入りで販売。名前の通り、しっとりとした潤い感豊かな味わいだ。

  • コレも買おう 雲仙ハム

    コレも買おう 雲仙ハム

    今でこそ博多の居酒屋などで目にするが、ひと昔、あるいはふた昔前までは恐らく長崎県民以外にはほぼ無名だった雲仙ハム。そもそも「ハム」ではなく、実体はボローニャソーセージだ。1本の長さが30センチ近くある。それがなぜ「ハム」と名づけられたかは不明だが、5ミリ厚さに輪切りして、フライパンなどでこんがり焼き目をつけて食べると実に美味い!国産豚に玉ねぎ、塩・胡椒、馬鈴薯でんぷんという原料と調味料で添加物は最小限に抑えているという。調味料の塩梅が美味さの秘密。シンプルに焼いて良し、チャーハンやミネストローネ、ピザ、焼きそばなど、どんな料理の具にしても良し。税込み700円。

  • テイクアウトにコレ ぷるふわミルクパフェましましチョコ

    テイクアウトにコレ ぷるふわミルクパフェましましチョコ

    「Mi-cafe」が道の駅に再登場!ドリンクメニューと共に、ひんやり系スイーツが豊富だ。中でもこの「ぷるふわミルクパフェましましチョコ」(税込み800円)はひんやり系スイーツ好きにはたまらない。。「ぷるふわミルクパフェ チョコレート」のチョコレートソースをかけたソフトクリームがチョコレートソフトクリームにバージョンアップ。チョコ味たっぷりに。因みに「ぷるふわミルク」とは独自の製法でミルクをプリン状にしたもの。容器を振るとプルプル震える。他ではちょっと味わえないスイーツだ。(第2・4水曜定休)

道の駅ひまわりの施設・周辺案内

  • ココも外せない 土石流被災家屋保存公園

    ココも外せない 土石流被災家屋保存公園

    駅の敷地にある公園は、普賢岳噴火の土石流で実際に被災した家屋10棟と、移築した1棟を展示している。当時、この地域は3メートル前後の土砂物で埋没したが、その流れのスピードが緩やかだったため建造物が倒壊することはなかった。現在、全国各地で自然災害が相次ぐが、災害の様子を後世に残し、伝えるのがこの公園の目的。無料で24時間公開しているので、ぜひ見てほしい。(テント内保存家屋は9時〜17時の公開)

道の駅ひまわりの地図

※掲載されている情報や写真は最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。