道の駅黒之瀬戸だんだん市場

道の駅黒之瀬戸だんだん市場

黒之瀬戸大橋を渡って
魚が美味い道の駅へ!

鹿児島県阿久根市から黒之瀬戸大橋で渡る離島・長島。駅はその長島町の玄関口にあり、黒之瀬戸海峡を見下ろす景勝地に建つ。直売所には水産物をはじめ、赤土馬鈴薯、みかんなどの農産物、加工品などが並ぶ。中でもやはりひと際目を引くのが鮮魚コーナー。大きな生け簀がずらりと並び、近海で獲れた鯛やアラカブ(カサゴ)、伊勢えび、地元自慢の養殖ブリ、カンパチなどがある。当然、鮮度はお墨付き。さらに希望すればそれらの魚を捌いてもくれる。また、農泊体験の受け入れも行っているので、ぜひ体験してほしい。

道の駅黒之瀬戸だんだん市場の基本情報

道の駅黒之瀬戸だんだん市場のグルメ

  • 地元断トツ産物  温州(うんしゅう)みかん

    地元断トツ産物  温州(うんしゅう)みかん
    地元断トツ産物  温州(うんしゅう)みかん

    日本を代表する柑橘類と言えば温州みかん。実はこの長島町が発祥地という。中国から薩摩に伝わった柑橘の種子から偶発的に発生し、やがて全国へと広まった。「温州」という名も中国のミカンの名産地温州府(おんしゅうふ)に由来するとか。
    ハウスみかんは6月から出荷が始まる。この時期の温州みかんは糖度が高く、実を包む袋は柔らかい。極早生温州は9月から出荷。極早生のため小粒で緑がかっているが、果実は爽やかな香りを放ち、糖度と酸味がバランス良く感じられる。10月頃から早生温州が、そして冬には適度に熟した普通温州が駅にも並ぶ。この時期は駅のオリジナルソフトクリーム・みかんソフトクリームもぜひお試しを。うっすらオレンジ色を帯びた色で、爽やかな酸味と甘みが広がる。300円(税込)。

  • 地元断トツ産物 赤土ばれいしょ

    地元断トツ産物 赤土ばれいしょ

    長島町の自慢の特産は「赤土ばれいしょ」。八代海に囲まれ、年間を通じて温暖な島の土地は粘土質の赤土であり、ばれいしょ、つまりジャガイモを育てるのに適しているという。この地で育てたジャガイモを町のブランド名として「赤土ばれいしょ」と呼び、ジャガイモの品種は生産農家によって異なる。特徴は肉質がしっかりしており、煮崩れしにくいこと。食感はねっとりとした粘り気がある。1月頃から5月頃にかけての収穫時期には2つの道の駅に赤土ばれいしょがずらりと並ぶ。後日、このジャガイモでカレーを作ったが、評判通りの煮崩れしない、きめ細かくホクホクの肉質であった。シチュー、肉じゃがにも最適!

道の駅黒之瀬戸だんだん市場の施設・周辺案内

  • 黒之瀬戸海峡

    黒之瀬戸海峡

    黒之瀬戸は阿久根と長島の間の海峡。「薩摩の隼人の瀬戸」とも言われ、万葉集にも詠われている。地元では「日本三大急潮」のひとつとしているが、最大流速は時速8ノットであり、海上保安庁データで見ると10ノット代の鳴門海峡と来島海峡、9ノット代の関門海峡が三大急潮だ。それはともかく、長さ4キロの海峡の幅は500メートルとかなり狭く、それが急潮流をもたらしている。干潮時には渦潮が発生し、大潮にはさらに急潮となって大小の渦が発生する。特に干満の差が激しい3月下旬から4月にかけての渦潮は大迫力。黒之瀬戸大橋上を走行中に見るのも可能だが、車を停めて見るなら駅裏手の「うずしおパーク」、または阿久根市側の「梶折鼻公園」がお勧めだ。

  • 日本マンダリンセンター

    日本マンダリンセンター

    温州みかんの「温州」とは中国浙江省の温州市から名づけたと言われるが、その発祥は中国ではなく、400~500年前にこの長島で偶発実生したと考えられている。みかんの博物館「日本マンダリンセンター」は、みかんの歴史・文化などをビデオや模型で解説してくれる。展示園には180品種の柑橘類を収集展示し、果樹農家の研究などに活用されている。また、センターの前にみかん農園が広がり、10月上旬から12月中旬にかけてはみかん狩り体験ができる。近くには島みかんの古木園もある。

    WEBサイト https://www.town.nagashima.lg.jp/sightseeing/si0013/

道の駅黒之瀬戸だんだん市場の地図

※掲載されている情報や写真は最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。