2020年4月にJAの「筑前町ファーマーズマーケット みなみの里」から道の駅へ。清流で育つ山芋、たけのこ、いちごなどの農産物はもちろん、それらを使った手作り総菜、豆腐、焼きたてパン、餅などが所狭しと並ぶ。農村レストランは地元主婦が旬の野菜を使った料理でもてなすカフェテリア。薪でふっくらと炊く羽釜ご飯や筑前煮はお代り自由だ。お米の粒が立って、見るからに美味しそうだ!「にぎわい広場」での季節イベント、ヤギとのふれあい、花畑など、その他の設備も充実している。
中国原産の黒大豆であり、筑前町では旧「みなみの里」開業に合わせて栽培が始まったという。煮豆にすればふっくらと、黒々と、しかもつややか。白米と一緒に炊けば赤紫色の豆ご飯になり、きな粉にすれば天然の甘みで砂糖要らず。酢豆にすれば赤くなり、豆腐にすれば青みを伴った薄墨色になる。物産館には生豆と共に豆腐、餅菓子、ドレッシング、煮豆、甘納豆、かりんとうなどのクロダマル加工品が並ぶ。
標高860mの古処山の麓に、中世に秋月氏の居城が築かれ、江戸時代に入ってからは秋月黒田氏が治めた。両氏で28代の長きにわたって統治された秋月城下町は明治以降、近代化開発に荒らされることなくかつての面影を留めている。そのため「小京都」の異名を持つ。春はかつての馬事訓練場だった「杉の馬場」の桜並木、秋は秋月城跡「黒門」の紅葉が風情を見せ、多くの観光客が訪れる。
福岡県朝倉郡筑前町三並866 ☎ 0946-42-8115 営業時間 9:00~17:00 レストラン 8:00~10:00、11:00~14:00(LO13:30)定休日 第3水曜日 アクセス 大分自動車道筑後小郡ICより20分http://chikuzen-minaminosato.jp/
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