道の駅﨑津

道の駅﨑津

静かな漁港に響く教会の鐘
潜伏キリシタンに思いを馳せ

2018年4月「天草市﨑津集落ガイダンスセンター」が道の駅に登録された。世界文化遺産に登録された「天草の﨑津集落」への観光窓口であり、そのため物産販売はごくわずかに限っている。潜伏キリシタンの歴史などを紹介する展示室などもある。﨑津天主堂までは徒歩5分。できれば事前に教会見学のマナーも知っておこう。レンタサイクル(1日200円)の利用もおすすめ。飲食施設は併設していない。

道の駅﨑津の基本情報

道の駅﨑津の施設・周辺案内

  • 﨑津協会と﨑津集落 﨑津協会と﨑津集落

    﨑津協会と﨑津集落

    「海の天主堂」とも呼ばれる﨑津教会は明治以降、3度にわたって建て替えられ、現在の建物は1934(昭和9)年の建築。九州で数多くの教会建築に関わってきた鉄川与助が手がけた。外観は存在感のあるゴシック様式で、堂内は畳敷きになっている。また、﨑津は多くの潜伏キリシタンが240年もの間、密かに信仰を守り続けてきた地でもあり、正面の祭壇がある場所は禁教時代に厳しい踏絵が行われていたところと伝えられている。 教会が建つ漁港一帯は、1996(平成8)年、日本の渚百選「キリシタンの里 﨑津」に選ばれた。2001(平成13)年には、日本のかおり風景100選「河浦 﨑津天主堂と海」、2011(平成23)年には漁村景観が「国の重要文化的景観」にも選ばれている。

    WEBサイト https://www.t-island.jp/spot/86
  • 大江天主堂

    大江天主堂

    潜伏キリシタンが多く住んだ天草地方の中で、禁教後にいち早く教会が建てられたのがこの大江だった。1892(明治25)年、フランス人宣教師ガルニエ神父が赴任。彼は生涯を天草で過ごし、私財を投げうって現在の大江天主堂を完成させたのは1933(昭和8)年。赴任から実に40年近い歳月をかけて建造したことになる。設計はやはり鉄川与助。ロマネスク様式の白亜の教会が青空に映えて美しい。拝観は自由だが、マナーを守り、静粛に。他の教会同様、内部撮影は禁止されている。月曜休館。

    住所 天草市天草町大江1782
    電話番号 0969-22-2243(天草宝島観光協会)
    営業時間 9:00~17:00
    ※但し、ミサ・葬儀結婚式など教会行事が行われる時には、入館をご遠慮ください。
    定休日 なし
    ※ただし、教会の事情により、臨時に休館する場合があります。
    WEBサイト https://www.t-island.jp/spot/74

道の駅﨑津の地図

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